消費者金融専業会社と銀行が、共同出資して設立されたローン会社のことを指して「銀行系ローン」と呼んでいます。
当初は「モビット(旧三和銀行+プロミス)」「アットローン(旧さくら銀行+三洋信販)」「DCキャッシュワン(旧三菱東京銀行+アコム+旧三菱信託銀行ほか)」の3社が、消費者金融専業会社よりも低い金利帯で融資限度額を数百万円まで対応したカードローンを発行し、収入が中クラスの顧客をターゲットにした融資事業を展開していました。
昨今は、銀行再編やグレーゾーン金利の撤廃などにより消費者金融専業会社などとの差別化が難しくなったことや、他ブランド展開によるコストが収益に見合わない理由から事業を吸収合併するなどの動きがあり、現在では「モビット」が残るのみとなっています。